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莱夢と書いて、「らいむ」。ちょっと変わった名前かもしれない。なぜこんな名前に至ったか?これには紆余曲折あったんだから・・・。
あこがれのアラスカンマラミュートを迎えるにあたって、名前選びは困難を極めた。マラミュートのイメージに合った、精悍で優雅で野性的な名前が思い浮かばなかったからだ。マラミュートに対するイメージ、それは・・・。
(1)でっかい満月を背負って、崖の上で「ウルルルオォ〜ン」と遠吠えしている
⇒これじゃ、まるっきり狼!(^。^;)
(2)凍てついた大地を疾走し獲物を捕らえる
⇒これもかなり狼っぽい?
(3)血清を届けるため、吹雪の荒野を走る犬橇隊
⇒有名なバルトーの話。でもバルトーはハスキー犬・・・
(4)故植村直巳氏を北極点に連れて行くべく、重い橇を引いている
⇒これぞ、マラミュート!
ようするに、イメージは「雪」「荒野」「月」「夜」などだった訳だ。私は知恵を絞ってマラミュートのイメージに合うステキな名前を考えた。
吹雪(ふぶき)
十一夜(とうや)
アルペイア(白く輝くの意)・・・
イメージに合い、呼びやすくて女の子らしい名前となるとなかなか思い浮かばなかった。
まったく話は逸れるが、当時、部内の男の子から「わかつきめぐみ先生」の「SO WHAT?」という漫画を借りていた。主人公の友達として、異世界から偶然こちらの世界に来てしまった少女、「ライム」が登場する。彼女はちょっと意地っ張りでキツイところもあるけれど、実は傷つきやすくて繊細で、とっても優しい女の子だった。私は「ライム」という語感が持つ、瑞々しくってフレッシュでそれでいてどこか青い未完成なイメージが、なんだかとても気に入ってしまった。
それとは別に、キリンレモンのCMを真似て「伽凛、レモン♪」と口ずさんでいたとき、「おや?『レモン』も悪くないなぁ」と思ったことがあった。でも、「レモン」は英語で「欠陥品」や「嫌なヤツ」という意味があるのでよろしくない・・・。ならば「ライム」では?ここでもまた「ライム」という名前に至っていた。
しかし、ライムという名前は、だんな様のひとことで却下された。漢字にしたとき「来る夢」ではダサいから・・・。私自身も、「雪」を名前に入れたいので、「ライム」という名前は立ち消えとなった。
迷った末、舞い降る雪の華やかで繊細なイメージから、「舞雪(まゆ)」と命名した。イマイチしっくり来ないけど、ブリーダーさんには「『舞う雪と書いて”まゆ”に決めました。」と、伝えた。でも、内心なんだか納得できない。だいたいあの子の顔ったら、いかにもキカナそうなキツイ顔。なんていうか柑橘系なのよね。「舞雪」ってなんだか日本酒の銘柄みたい・・・。やっぱり「ライム」かな??私は何度か言葉に出して「ライム」という響きを確かめた。「ライム、ライム、ライム・・・」あの子には、こっちのほうが似合うんじゃない?一晩考えたが、考えれば考えるほど「舞雪」は合わない気がしてきた。結局、だんな様を説得し、「舞雪」から「ライム」に改名することにした。字は「来る夢」ではなく「蓬莱の夢、『莱夢』」とした。
こうして、莱夢という名前が決まった。ブリーダーさんに改名に旨を伝えると、「こっちのほうがいい!」と言われ、莱夢の姉妹も「○○む」という名前で統一することになった。妹は「舞夢(まいむ)」、弟は「童夢(どうむ)」という名前にそれぞれ決まった。弟の「童夢」君はすぐにオーナーさんが決まったので、「風太(ふ〜た)」とさっそく改名したが、妹は「舞夢」のまま現在に至っている。
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